情報源 友人の電話
東京出張中の朝、それも早めの時間に電話が鳴った。
休日でもあったので、こんな朝早い時間に誰やねん!くらいで見ると、とある友人からだ。
電話の内容は、ホノルルマラソンにいく僕の体のことを心配して掛けてくれた電話だった。
僕は2021年の夏にコロナに感染し、中等症Ⅱという人工呼吸器一歩手前の状況までなってしまった。
そこから1年半、今回フルマラソンであるホノルルマラソンに挑戦することを知っていた友人が心配をしてくれた。
話を聞くと、彼の知り合いが若くして亡くなったとのこと。
健康そのものであったが僕と同じようにコロナに罹り、その後回復はしたものの同じようにマラソン中に心臓の疾患で突然死をした。
その話を聞いて、僕のことを心配してくれての電話だった。
「てっちゃん、いくのはええけど無理せんといてな」と。
本当にうれしかった。
実際僕が同じような情報を知って、友達がそれに該当したとしても電話を掛けられるだろうか。
思うことはできても、行動することはすごく難しい。
少なくとも、僕は友人の数分の電話で、すごく助けてもらった気がした。
彼がしたことは、僕に数分電話をしたことだけ。
でも、受け取った僕はすごく気分もよかったし、何よりうれしかった。
こんなことおせっかいかな?と思うのは間違いなのかもしれない。
思いやりは思っているだけでは、ただの思いだ。
そこに行動がプラスされなければ、伝わらない。
僕も実践できるようにしたい。