情報元 少林寺拳法 東京日本橋道院 藤原豊樹道院長
東京日本橋で少林寺拳法の道院を開いた友人の藤原豊樹君。
彼の普段の練習を見せてほしいとお願いし、参加させてもらった。
少林寺拳法という業界において、いろいろな実績を残している彼の練習はすごく興味があった。
どんなノウハウがあるのだろう?と期待していたが、その全ては基本であった。
そもそも少林寺拳法の修練は短い時間、だいたい90分くらいしかやらない。
その中でどういうメニューをするかは、その道院長、道院によりけり。
藤原くんの道院では、その時間の多くを基本においていた。
基本稽古の繰り返しであった。
そしてその基本に全てが込められていた。
その何百回、何千回としてきた基本はただの基本ではない。
彼が日々繰り返して修練することで、無駄なものを捨て去り、役に立つことだけを集約したものだったからだ。
基本を繰り返すことで、研ぎ澄まされていた。
まさに基本の研鑽といえる。
これは日々の自分の「過ごし方」とか「ルーティーン」にも同じことが言える。
『あたりまえに、日々していること(型)を自分は研ぎ澄ませているか?』
自分の基本の型を継続していくことは大事であるが、その型を常に研ぎ澄ましていけるかが極めて大事である。